【実績】
最終レート:2330/最終順位:101位
TN:いのりぽけ♪



【背景】
鉢巻/眼鏡/チョッキといった主要なアイテムが抜け落ちているルールです。性能の高いアイテムが限られる中で、汎用性の高さや発動機会の多さから、以下4アイテムを積極的に構築に組み込みたいです。
クッション採用
・オボンの実、食べ残し
行動保証採用
・気合いの襷、こだわりスカーフ
これらに加えて構築の中核となるメガストーンの採用を決めたところで5匹まで構築の枠が埋まりました。残り一枠に持たせるアイテムが余っていなかったため、アイテムなしで行動を取れるカイリューを採用して構築の完成です。
【個体解説】
・フラエッテ

メガストーン枠としての採用です。
メガ枠の行動が一般枠と比べても価値の大きいと仮定した時、最も大きな裏目はメガ枠が有効に行動できないままに無為に落とされてしまうことです。これを回避するための手段としては、猫騙し・S操作・この指止まれなどのサポートによるアプローチも考えられますが、自分は特定のポケモンを保護したり介護したりする組み方が非常に不得手であったため早々にこの方向性は諦めました。盤面精査が著しく苦手で先の展開を把握出来ない自分のような人間は、対戦の流れで立ち回りを分岐できるように、構築全体で均等に勝ち筋を分散させないと勝ち上がることが出来ないということです。
行動を取るのにサポートを必要としないという観点から、メガ枠にはHBに大きく割いたメガフラエッテを採用しました。ここまで耐久に振ることで珠イダイのウェブタや臆病珠サフゴのゴルラ程度の攻撃まで耐えるようになり、オオニューラやドドゲザン等の対面でも居座りが安定択となります。高火力×2の集中まで被弾するとさすがに耐えきれませんが、重要なのはあらゆる攻撃で即死しないということではなく、即死させようとする際に相応のコストが必要ということです。生半可な攻撃はほぼ間違いなく耐えるので初動が安定する上で、もしも落とされたとしても相手の手数を消費させているので隣を保護できているという考え方です。行動の価値が高いメガ枠を保護するのではなく、行動の価値が高いメガ枠が落とされた際には他の場所で利得を得られるように組むことで立ち回りを安定させる狙いがあります。
上述の背景から、保護の毛色が強い瞑想型ではなく3ウェポン+守るでの採用です。読み合いを放棄した削りを行えるマジシャと崩しの役割を担う破滅の採用優先度が高く、単体高打点のムンフォと範囲を取るサイキネの選択かなと考えています。
ところで、今レギュレーションは拘り鉢巻/拘り眼鏡が存在しないゲームです。これらのアイテムは単純に性能が高いだけでなく、所持するポケモンに崩し性能を付与出来るため容易に役割の補完が出来ることに価値があります。構築全体で崩しの要素が不足していたらハバカミの持ち物を眼鏡にすることで崩しの要素を補える、といった具合ですね。構築内に崩しの枠を用意することが必須かということに議論の余地はありますが、TODによる勝利が存在しない今作では相手のHPを削り切る手段を採用しておいた方が無難ではあると思います。
本構築では特定のポケモンを保護する立ち回りをしない以上、相手がどのポケモンから落としにくるかをこちらからは選べないので、特定のポケモンに崩しの要素を傾倒させるのではなく構築全体で複数の崩しの要素を持たせることで盤面に応じ崩しの手段を切り替えることとしています。問題は誰に崩しの要素を持たせるかで、鉢巻/眼鏡が存在しないことから簡易的に崩しを行う手段が限定されています。クッションとして採用したいオボンや残飯・火力を上げる手段のないスカーフの枠に強い崩しの性能を持たせることは難しいことから、構築を組む前段階からメガ枠に崩しの要素を内包させることが決定しており、破滅の光による崩しが行えるフラエッテはその意味でも条件に合致したポケモンでした。
メガ枠の打つ反動技はリスクが高いです。メガシンカの能力上昇の恩恵がHPにかからないことから耐久値に対する実質的な反動の比重が一般枠よりも大きく、負担を軽減するオボンの実を持たせることも出来ません。メガムクホークのブレイブバード・メガガルーラの捨て身タックル等は得られる利得と支払うコストが釣り合っておらず、明確にバリューの低い技であると考えています。一方で、反動技で相手を落とし切ってしまえば相手からの攻撃を受けることがなくなるので実質的に反動のコストを踏み倒すせるという見方もあり、メガフラエッテの破滅の光はこの考え方で採用しています。とにかく火力が高過ぎるのでドドゲザン程度の耐久のポケモンでもワンパン出来るうえ、マジシャ/ムンフォとの打ち分けができることから破滅を押す場面を限定的に区切っても運用に支障がないため、メガ枠の中でも自然と反動技を採用しやすいポケモンであると考えています。
・サーフゴー

襷役としての採用です。
猫騙しに干渉されないゴーストタイプを襷枠にすると盤面が安定しやすいです。ネズミ斬や神速への耐性を持てるのも過去作と同様ですが、それに加えて今作ではムクホークの耐久上昇を抑えられるのも嬉しいポイントです。特性の恩恵を含め無効化できる技が多く、襷枠でありながらサイクルへの挟み込みがしやすいのが、立ち回りを考える上で非常に都合が良いです。
フラエッテのマジカルシャインとも共通することですが、全体への雑削りは後述するウインカイリューの神速やスカーフガブリアスのスイープと相性が良いです。ゴールドラッシュで削って神速やスカーフで縛る、あるいは神速やスカーフによる縛りを形成しながら悪巧みを積む隙を作るなど、双方向から相性の良いとポケモンであると言えます。
ここからはフラエッテとの相性の話。襷サーフゴーは行動保証による対面撃ち合い/全体技による雑削り/悪巧みによる崩しなどなんでも出来る万能ポケモンですが、全ての役割を1試合の中で同時にこなすことは出来ません。襷による行動保証を詰め筋として活用する場合には削りや崩しには加担出来ませんし、その逆もまた然りです。全てをこなすには行動回数やHPが足りません。
ところで前述した襷サーフゴーの性能は、HBフラエッテと非常に似通った部分があります。耐久振りによる行動保証/マジカルシャインによる雑削り/破滅の光による崩し。代替的な補完関係があると言えますね。
つまり何が出来るのか。フラエッテもサーフゴーと同じく複数の役割をこなすにはHPが足りていませんが、同等の役割を補完できる襷サーフゴーを採用することで、擬似的な蘇生が行えるということです。フラエッテが対面撃ち合いでHPを消費した場合にはサーフゴーの悪巧みで崩しに回る、あるいは破滅の光による崩しでHPを消費した場合は襷を使って数的有利を勝ちに変換する。フラエッテを崩しに使いたかったが綺麗にいなされてしまったため悪巧みサーフゴーでリカバリーする、なんてことも良くあります。こんな具合に、フラエッテから失われた役割を後からサーフゴーで回収することで初動のHPの使い方から拓を取り除くことが出来ます。フェアリー+霊の攻撃補完の良さから、この2匹でほぼ全てのポケモンを崩すことが出来るというのも相性の良いポイントです。
対戦前に役割を決めるのではなく、対戦が始まってから後付けで必要な役割を抽出する補完関係。自分は対戦中に難しいことを考えるのが苦手なので、こういったところで考えることを減らす工夫をしています。
・ガブリアス

スカーフ枠としての採用です。
スカーフを持たせるポケモンに制約の多いルールです。スカーフの上まで加速する軽業オオニューラや天候特性、中速スカーフの上から干渉するメガプテラ、不意でスカーフを縛るドドゲザンなど、環境にスカーフを阻害する要素が多く考えなしに採用することが難しいアイテムと言えます。
・加速前のオオニューラを上から縛れ、加速後のオオニューラにワンパンされない
・最速メガプテラより速い
・悪弱点でない(不意で容易に縛られない)
本構築では、これらの要素を評価してスカーフガブリアスを採用しました。本当は雨ラグや晴れバナにも優位を取れるポケモンが望ましいのですが、全ての要件を同時に満たすポケモンは存在しないため、一枠完結のポケモンの対策を優先した形です。
やや珍しいのはワイドブレイカーの採用だと思います。スカーフ枠に期待する役割はスイープであり、スイープとは言い換えれば終盤の詰めですが、ウーラオス以外の単体攻撃を詰めに使うのは拓が生じやすいです。技威力が不足していることも相まってドラクロ地団駄で詰んでいる盤面を作るのは容易とは言い難く、地震を打てない構築で殴るだけのスカガブが強いとは到底思えなかったため、役割の拡張が必要なポケモンだと感じていました。
という訳で物理打点を詰ませられるワイドブレイカーの採用です。最も打ちたい対象はイダイトウで、満を持してお墓の火力を育て上げたイダイトウの火力を削ぎ、隣のポケモンを安全に動かして処理するのがよくある勝ちパターンです。威嚇+ワイドブレイカーを合わせることでウインディがスカーフイダイトウに対して安全に動けるなど、相手視点からは見えない安定拓を量産できる技でした。
イダイトウの他に打つ対象はプテラ、ガブリアス、バンギラスなど。火力の高い技とは言えませんが、全体技を所持していることが終盤の択の緩和になる場面も少なくないです。デバフの裏目となる負けん気ドドゲザンは破滅の光やフレアドライブと合わせることで問題なく処理ができます。
また、型の裏表が激しいイッカネズミに対して、特性の鮫肌も相まって行動を取りやすいのも有難い点です。「ネズミ斬のケアのためにウインを初手に投げたいがドドゲザンが同居しているので選出拓になる……」といった場面でガブを選出することが良くあり、この指を無視して隣を殴りながらネズミ斬の火力も削げる両対応技としても重宝していました。
雪崩の怯みで泣く人間を世界から1人でも減らしたいので岩技には岩石封じを採用しています。岩石マジシャでエルフーンを、岩石ゴールドラッシュでアローラキュウコンやメガユキメノコを落とせることを覚えておくと嬉しいことがあるかもしれません。(こういう安定拓にならない一発芸に頼るのは本当は良くないです……)
・ウインディ

オボン枠としての採用です。
フラエッテが落とされた際に別の場所で利得を取れるよう構築を組んでいることは前述しました。具体的には、常に対面性能の高いポケモンをフラエッテの隣に置くことで、フラエッテが集中を被弾している時は隣にいる対面性能の高いポケモンがHPを残したまま展開を取れている状況を目指します。フラエッテが落ちている場合は襷を残したサーフゴーが悪巧みを積めている、といった具合です。
この時、フラエッテ+クッションの並びを作った際も攻撃のテンポを落とさないため、クッションとして採用するポケモンにも対面性能を求めたいです。フラエッテが落ちている盤面でガオガエンだけ生存していても意味がないことから、よりオフェンシブな性能を持つクッションを採用したく、高火力先制技を放てるA特化ウインディの採用へと至りました。
フラエッテ構築では対処が面倒になりやすいエルフーンやオオニューラに対して自然な処理ルートを作れるなど、対面位置として扱えるクッションとして神速の存在が非常に有益です。これだけでもガオガエンとの差別化としては十分ですが、とりわけフラエッテと組ませるにあたっては、フェアリーオーラで強化された相手のフェアリーに耐性を持てるのも嬉しいポイントです。エルフリザやプテラニンフなどの並びに対して比較的HPに余裕を持ちやすく、S操作に対しても神速で切り返す余地があると、採用率以上に使い勝手の良いポケモンであると認識しています。
少しだけ環境的な話をすると、リザードン系統の構築に対して裏メガのフラエッテごと有利を取れるのが環境的な立ち位置が良いと感じています。この時、リザ及びリザと同居しているプテラやイダイトウやドヒドイデなどを殴りたいことからワイルドボルトの採用優先度は高いです。雨に対しても積極的に選出をしたいことから、ペリイダイを殴れる技としても採用価値は高いと感じます。
・カビゴン

食べ残し枠としての採用です。
対面性能の高いクッションその②です。残数有利を取ってからの欠伸がとにかく強く、欠伸守るによる詰ませを対面性能と見立てて採用しています。シングルのカバルドンがそうであるように、この手の対面操作を伴うクッションの本質は攻めにある認識です。欠伸を入れながらサイクルを促して攻めの起点を作る、あるいは攻撃技で削りを入れながら後続の射程圏内へ押し込むなど、盤面の終着点を想定しながら立ち回ると性能をフルに発揮しやすいポケモンであると感じています。
先発後発どちらから投げても優秀なポケモンではありますが、序盤の有利を勝ちに変換する性能の高さから、本構築では後発での運用をすることが多いです。特にリザ系統の構築に対してはウインと合わせて有利を取りやすく、両動かしをしながら欠伸を入れることで自然と詰んでいる盤面を比較的容易に作ることが出来ます。役割集中気味の晴れパやトリパ等の圧力の高い構築に対しても落ち着いた展開を作れるなど、シングルのミミッキュにも似た雰囲気全対応ポケモンとして重宝するポケモンでした。
・カイリュー

自由枠としての採用です。
上記5匹で選出の纏まらない相手に繰り出すポケモンです。補完枠こそ汎用的であるべきという考えから、マルチスケイルによる圧倒的な汎用性を誇るカイリューを採用することを先に決め、並びを固定した上で型は後から決定しています。上記のいずれかのポケモンの代替として選出するポケモンなので、それぞれのポケモンの要素を少しずつ剥ぎ取って、自然とどの位置にも差し込めるような型としてみました。
マルチスケイルの行動保証による対面性能←フラエッテ、サーフゴー、ガブリアス
耐久・耐性による盤面への挟み込み性能←ガブリアス、ウインディ、カビゴン
神速による上からの抑え付け←ガブリアス、ウインディ
ハーブ馬鹿力による崩し性能←フラエッテ、サーフゴー
具体的にはこんな具合です。スカーフガブリアスが汎用的に選出できるポケモンではないとの認識があり、ガブの代替として投げる機会が多かったことから、ガブと似通ったタイプ相性をしているのも都合の良い点でした。
先発後発どちらからでも投げられるポケモンですが、ウインディとは前後に分けて選出できると尚良いです。神速による抑え付けが連鎖的に発生することで安定拓だけで優位を取り続けられることが多々あります。よくあるシチュエーションとして、「ウインディの神速でエルフーンを落としたいが、エルフーンを守らせながらウインディを落として縛りの解除をしてくるかもしれない」という守る拓の盤面があります。ここで素直に守る拓をしているようでは勝率が安定するわけがないので、後発からカイリューを投げる態勢を作ることでウインディの居座りを安定拓にするができます。
【終わりに】
名探偵プリキュアおもろ過ぎワロタ!

前述の通り地テラス×地均し×突撃チョッキでの採用です。コライミラーでは相手のコライをフルパワーで動かさないために天候を阻害すること、ミライ対面では相手が天候を阻害してくることを考えると、炎技は不要であると考えています。
選出対象:コライドン
選出対象:コライドン
選出対象:ミライドン
選出対象:ミライドン


























